【資格更新に:4学習ポイント映像型eラーニング】
・本セミナーの映像型eラーニングを受講いただけます。有資格者の方は資格更新ポイントも発行しています。ぜひ以下のボタンから詳細をご確認ください。
今回のオンラインセミナーも、多数のお申込みをいただき、満員御礼での開催となりました。引き続き、皆様方のご支援の程、心よりお願い申し上げます。
●18:30-18:35 開会ご挨拶
●18:35-20:15 講演:日本PMO協会 相談役 野々垣 典男 氏
●20:15-20:30 閉会ご挨拶
「DXプロジェクトには欠かせない『日本型PMO』」 セミナー
本セミナーでは、日本PMO協会出版の書籍『日本のDXはやばい!DXを成功させる日本型PMOの作り方』の共著者の一人である野々垣 典男 氏にご登壇いただき、『日本型PMO』について、その組織化や人材育成についてご説明いただきました。
また、DXプロジェクトを成功させる勘所についても事例を交えて解説いただきました。
本記事ではその概略をレポートいたします。
<講演項目>
1. 失敗するDXプロジェクトの共通点
2. 日本のITプロジェクトの特徴
3. 『日本型PMO』とは
4. 『日本型PMO』の組織化、人材育成
5. DXプロジェクトを成功させる勘所
<1>失敗するDXプロジェクトの共通点
まずはじめにDXの定義について、また、DXプロジェクトでの失敗について、大きく4つの共通点を解説いただきました。
①手段の目的化
システム開発は手段であって目的ではない。目的は「変革」である。
②変革意識の欠如
多くの組織やメンバーは「変革」を望んでいない。(前例主義、過去の踏襲)
③企業戦略と無関係のプロジェクトテーマ
思いつきでプロジェクトを始める(AIを使って何かできない?)
④主体性の欠如
ベンダーへの「丸投げ」など、主体的にプロジェクトに参画しない
<2> 日本のITプロジェクトの特徴
つづいて、日本のITプロジェクトの歴史を遡って、その特徴を読み解いていきました。
日本のシステム開発の歴史、そして日米を比較し、どうして日本はベンダー依存になったのか、その背景を詳しくお話しいただきました。
<3>『日本型PMO』とは
ここで、野々垣氏が提唱する「日本型PMO」についてご説明いただきました。
日本PMOとは、システム開発業務をシステムインテグレーターやITベンダーに外注することを前提に、発注側企業として実施すべきプロジェクトマネジメントを支援するための、全社型プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)のことです。
システム開発は外注するものの、発注者としてのプロジェクトマネジメントを着実に実施することが極めて重要です。
そして全社型PMOだけではなく、ガバナンスを維持するための組織や制度の整備も必要です。具体例・経験談を交えご説明頂きました。
<4>『日本型PMO』の組織化、人材育成
それでは『日本型PMO』はどのように組織化し、どのように人材育成するのがよいでしょうか。①スモールスタートにする、②専任組織にこだわらない、など10の項目を挙げて説明しました。また人事・人材育成についてもお話しいただきました。
<5>DXプロジェクトを成功させる勘所
最後に、DXプロジェクトを成功させる組織とは、また、トップマネジメントが心がけることについてお話しいただきました。
より詳しい内容は、現在発売中の書籍『日本のDXはやばい!DXを成功させる日本型PMOの作り方』をぜひご確認いただければと思います。
今回学んだスキルが、ご参加くださった皆様の日々の業務のお役に立てば幸いです。次回のセミナーは2024年3月に開催予定です。
引き続き、弊会のセミナーへご参加くださいますようお願い申し上げます。
・アメリカと日本の比較という切り口でどのようなPMOが求められるのかというのはとても新しく、納得のいく説明だった。
・DX推進が進んできて、何をどうすれば良いのか分からないタイミングでしたので、タイムリーな公演内容でした。本日のお話を部内メンバーとも共有させていただきたいと思います。ありがとうございました。
・日本のDXの位置づけと立場を踏まえた進め方をより具体的に学ぶ事が出来て有意義な時間を過ごすことができ、又実際にDXの推進に実戦で活用出来ると思いました。
・DX推進における組織の取組み姿勢のポイントが整理できた。
そのほか、オンラインセミナーの実施レポート、映像は<こちら>から