●組織や人間関係等の問題解決に行き詰る。
●なぜ問題が起こったのが、その原因が全くわからない。
ソリューションフォーカスアプローチとは、問題ではなく「解決に焦点を絞る」思考法およびコミュニケーション手法のことです。
問題を深く分析するかわりに、「どうなりたいか」「何を手に入れたいか」という未来イメージを創造する過程を先行させ、そこから目の前の具体的行動を変化させるように導くプロセスがソリューションフォーカスの手法です。
●問題志向、解決志向の問題解決とは
問題志向とは、原因や過去の出来事に注目し、主に原因を変える(取り除くなど)ことで解決しようとするが、解決志向は過去よりも未来に焦点を当て、解決のイメージを描き、今ある限られた資源のなかで何ができるかを考えることです。
●3つの「哲学(原則)」と4つの「前提」
解決志向アプローチの基本的考えで、「哲学(原則)」と「前提」をベースに展開していくことが、ソリューションフォーカスアプローチの成功への近道です。
●カウンセリングやコーチングへの応用
ソリューションフォーカスはブリーフセラピーの一つであり、コーチングについても相性が良く、未来志向であることから、リスクもありません。
●誰もが使えるリソースの発見・活用
リソースとは、だれもが使える問題の解決や気持ちの切り替えのために役立つもののこと。リソースが豊富なほど解決策が思いつきやすくなります。
●解決志向が未来を創造
解決志向は、あえて問題に焦点を当てず、解決構築を目指す手法です。今から未来に向かって、リソースや可能性に着目したまさに未来創造の手法と言えます。
1~4.3時間 演習①~④
1.ソリューション・フォーカス・アプローチとは
2.問題志向の問題解決とは
3.解決志向の問題解決とは
4.問題志向 VS 解決志向
5~8.3時間 演習⑤~⑧
5.3つの「哲学(原則)」と4つの「前提」
6.コーチング・カウンセリングへの応用
7.リソースの発見・活用
8.解決志向による問題解決の演習
宮川 浩一 (みやがわ こういち)
一般社団法人中小企業EAP普及推進協議会 代表理事
国際EAP コンサルタント(CEAP)
【プロフィール】
・中央大学大学院 戦略経営研究科戦略経営専攻 修了(経営学修士MBA)、
・筑波大学大学院 人間総合科学研究科ストレスマネジメント領域専攻 修了(保健学修士MHSC)
EAP コンサルタントとして企業における産業保健の構築サポート、メンタルヘルス対策、組織診断・職場改善サポート、研修講師、心理カウンセリング、コーチング、ハラスメント対策等に従事。
主にメンタルヘルス不調者、ハラスメント問題を発生させない職場や組織体制・仕組み作りと生産性向上を目指した健康経営の推進サポートを得意としている。また、筑波大学大学院においてストレスマネジメント研究にも取り組んでいる。